注文管理関連のテーブルは、何年もサイトを運営していると何十万件というデータが保存されることになる。1つのテーブルに大量のデータが保管されると、新規データの登録時に時間がかかる。そこで、テーブルを分割するというアイデアが浮かんでくるが、テーブルの分割をプログラム側で対応すると、手間がかかりすぎるし、切り替え時にサーバを止めるタイミングも難しい。

実は、MySQLにはこのような状況に対応するためのMERGEテーブルというものがある。データが多くなったらMERGEテーブルとUNIONで既存のテーブルと新規のテーブルを1つのテーブルとして扱うようにすればいい。検索を実行するときは新旧テーブル全体を対象にして、データを登録するときは新しいテーブルを対象にできるなど、非常に都合がいい。テーブルの作り方を工夫すると連番も前のテーブルを自動的に引き継ぐのでさらに安心だ。

お客様のサーバで複数のテーブルを分割したが、osCommerceを稼働させたまま瞬時に作業を終わることができた。
ただし、準備に時間はかかった。

http://dev.mysql.com/doc/refman/4.1/ja/merge.html